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この記事でわかること
- 抗コリン成分(ベラドンナ・ヨウ化イソプロパミド)の作用と注意点
- アドレナリン作動成分の鼻粘膜への作用
- 鎮咳成分の中枢性・末梢性の違い
- 去痰成分・抗炎症成分の特徴
- 12歳未満・血栓リスク患者への使用制限
総合感冒薬には、くしゃみ・鼻水・咳・炎症・痰・発熱など、風邪のさまざまな症状に対応するため複数の成分が組み合わされています。
この記事では抗コリン成分〜抗炎症成分までの後半パートを解説します。
風邪薬に含まれる抗コリン成分・鎮咳成分・去痰成分・抗炎症成分は、それぞれ異なる症状に働きかけます。どの成分が何に効くかを知ると、薬の選び方の判断がしやすくなります。
登録販売者試験の学習内容をベースに整理しましたが、風邪薬の成分表示を読む参考として、お役立てていただければ幸いです。
総合感冒薬のそれぞれの成分についてみていこう
1.抗コリン成分(くしゃみ・鼻汁を抑える)
主要成分
作用と特徴
- 鼻腔内の粘液分泌を抑える
- 鼻粘膜への刺激が副交感神経(コリン作用)を介して鼻汁として出るため、これを抑制して鼻水・くしゃみを軽減
参考:アレルギー(鼻炎など)、交感神経・副交感神経
注意事項
- 口渇・便秘・排尿困難が起こることがある
- 前立腺肥大・緑内障の人は悪化のリスク
- 高齢者でも副作用が出やすい
2.アドレナリン作動成分(鼻粘膜の充血を改善)
成分
- メチルエフェドリン塩酸塩
- メチルエフェドリンサッカリン塩
- プソイドエフェドリン塩酸塩
作用と特徴
- 交感神経を刺激 → 血管収縮 → 鼻粘膜の腫れ・充血を改善
- 気管支も広げるため、呼吸を楽にする働きもある
- 漢方では麻黄(マオウ)が同様の作用を持つ
注意事項
- 高血圧・心臓病の人は慎重に使用
- 興奮・不眠などが出ることがある
- 麻黄(マオウ)含有薬との重複に注意
3.鎮咳成分(咳を抑える)
中枢性鎮咳成分
- コデインリン酸塩水和物
- ジヒドロコデインリン酸塩
- デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物
- ノスカピン
末梢性鎮咳成分
作用と特徴
- 中枢性:延髄の咳中枢を抑える(コデイン・ジヒドロコデイン・デキストロメトルファンなど)
- 末梢性:気管支の平滑筋を弛緩させ、咳反射を起こりにくくする
参考:咳の記事
注意事項
4.去痰成分(痰を出しやすくする)
- グアイフェネシン
- グアヤコールスルホン酸カリウム
- ブロムヘキシン塩酸塩
- エチルシステイン塩酸塩
作用と特徴
- 気道粘膜の粘液分泌を促進
- 痰の粘りを弱めて出しやすくする
- 気道内の線毛運動を助ける
注意事項
- 胃への刺激を感じることがある
- 脱水だと去痰作用が妨げられるため水分摂取が重要
5.抗炎症成分(炎症を抑える)
作用と特徴
- 炎症の原因物質(プラスミン)産生を抑えることで、喉の腫れ・痛み・充血を改善
参考:美容に使われるトラネキサム酸、コラム:トラネキサム酸
注意点
- 脳血栓・心筋梗塞・静脈血栓など血栓ができやすい疾患がある人は医師へ相談
まとめ|知っておきたいポイント
- 抗コリン成分:ベラドンナ・ヨウ化イソプロパミド→ 前立腺肥大・緑内障に注意
- アドレナリン作動成分(メチルエフェドリン等)は麻黄(マオウ)と同様の作用→ 重複注意
- コデイン・ジヒドロコデイン:12歳未満は使用禁止
- 去痰成分は水分摂取が重要
- トラネキサム酸:血栓リスクがある人は医師へ相談
参考資料
※この動画はNotebookLMで作成した解説動画です。自動生成のため日本語が少し不自然な部分もありますが、学習の理解を助ける参考資料としてご覧ください。
公開日:2025年11月20日
最終更新日:2026年5月1日