登録販売者試験#81乗り物酔い

yamadap1984@
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鎮暈薬(乗物酔い防止薬)とは、

乗物酔い(動揺病)によるめまい、吐きけ、頭痛を防止・緩和することを目的とした医薬品です。

鎮暈薬(乗物酔い防止薬)

重要⭐︎つわりに伴う吐きけへの対処として使用することは、適切ではありません。

鎮暈薬の主な配合成分

抗めまい成分

ジフェニドール塩酸塩

作用と特徴
  • 内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)を調節
  • 内耳への血流を改善
  • 抗ヒスタミン成分と共通する類似の薬理作用
  • 海外では制吐薬・めまい治療薬
  • 日本ではもっぱら抗めまい成分として使用
副作用・使用時の注意
  • 抗ヒスタミン成分・抗コリン成分と同様に
    頭痛、排尿困難、眠気、散瞳による異常なまぶしさ、口渇、浮動感や不安定感
  • 排尿困難の症状がある人、緑内障の診断を受けた人は、症状悪化のおそれあり
  • 眠気を促す作用があるため、乗物の運転操作時は使用を控える

抗ヒスタミン成分

主な成分

ジメンヒドリナート(ジフェニドラミンテオクル酸塩)

メクリジン塩酸塩

プロメタジン塩酸塩

クロルフェニラミンマレイン酸塩

ジフェンヒドラミンサリチル酸塩

作用と特徴
  • 延髄の嘔吐中枢への刺激抑制
  • 内耳前庭における自律神経反射を抑制
  • 多くが抗コリン作用を持つ
  • 乗物酔いによるめまい・吐きけの防止・緩和
  • メクリジン塩酸塩は
    ▶︎作用発現が遅く、持続時間が長い
使用時の注意
  • プロメタジンを含む成分
    ▶︎海外で
    乳児突然死症候群
    乳児睡眠時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制
    の報告あり
    ▶︎15歳未満の小児では使用を避ける
  • 眠気を促す作用があるため、乗物の運転操作時は使用を控える

抗コリン成分

スコポラミン臭化水素酸塩水和物、ロートコン

作用と特徴
  • 中枢に作用し自律神経系の混乱を軽減
  • 末梢では消化管の緊張を低下
  • スコポラミン臭化水素酸塩水和物は
    • 消化管からよく吸収
    • 脳内へ移行しやすい
    • 肝臓で速やかに代謝
    • 作用持続時間は短い
使用時の注意
  • 眠気を促す作用
  • 散瞳による目のかすみや異常なまぶしさ
  • 乗物の運転操作時は使用を控える

鎮静成分

成分

ブロモバレリル尿素

アリルイソプロピルアセチル尿素

作用と特徴
  • 乗物酔いは不安や緊張など心理的要因の影響も大▶︎和らげる目的で配合
使用時の注意
  • 少量でも眠気を促す作用
  • 乗物の運転操作時は使用を控える

キサンチン系成分(中枢神経系を興奮させる)

成分例

カフェイン類

ジプロフィリン

作用と特徴
  • 脳に軽い興奮を起こす
  • 平衡感覚の混乱によるめまいを軽減
  • カフェイン
    ▶︎乗物酔いに伴う頭痛を和らげる作用
  • 重要
    ▶︎カフェイン配合(目がさめるのでは?)→いいえ
    抗めまい成分・抗ヒスタミン成分・抗コリン成分・鎮静成分による眠気が完全に解消されるわけではない

局所麻酔成分

アミノ安息香酸エチル

作用と特徴
  • 胃粘膜への麻酔作用
  • 嘔吐刺激を和らげ
  • 乗物酔いに伴う吐きけを抑制
使用時の注意
  • 6歳未満への使用は避ける

ビタミン成分

成分

ビタミンB6(ピリドキシン・ピリドキサール類)

ビタミンB3(ナイアシン・ニコチン酸類)

ビタミンB2(リボフラビン類)

作用と特徴
  • 吐きけ防止作用を期待
  • 補助的に配合

鎮暈薬の相互作用

以下の薬と併用すると注意

  • かぜ薬
  • 解熱鎮痛薬
  • 催眠鎮静薬
  • 鎮咳去痰薬
  • 胃腸鎮痛鎮痙薬
  • アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む)

▶︎成分が重複し、鎮静作用や副作用が強く現れるおそれ

受診勧奨【年齢・症状別】

⭐︎重要⭐︎

  • 3歳未満の乳幼児
    ▶︎乗物酔いはほとんど起こらない
    ▶︎乗物酔い防止薬はない
  • 乳幼児が乗物移動中に機嫌が悪くなっても
    ▶︎安易に使用しない
  • めまいが
    • 一時的でない
    • 日常的にたびたび生じる
      ▶︎医療機関の受診が必要
  • 動悸・立ちくらみ・低血圧によるふらつき
    ▶︎平衡機能障害によるめまいとは区別
  • 高齢者
    ▶︎平衡機能の衰え
    ▶︎聴覚障害(難聴・耳鳴り)に伴うめまいも多い

めまい】とは

体の平衡を感知・保持する機能(平衡機能)に異常が生じて起こる症状。

原因例:

  • 内耳にある平衡器官の障害
  • 中枢神経系の障害

▶︎鎮暈薬は「症状を抑える薬」であり、原因治療ではない点を理解しておくことが重要です。

まとめ

  • 鎮暈薬は多成分構成
  • 眠気・運転禁止・年齢制限は超重要
  • 相互作用と受診勧奨は確実に押さえる

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