胃腸薬の基礎①|制酸薬・健胃薬・消化薬・総合胃腸薬の違いと選び方
この記事でわかること:
- 胃腸に作用する薬の種類(制酸薬・健胃薬・消化薬・総合胃腸薬)
- それぞれの薬の目的と仕組み
- 総合胃腸薬が幅広い症状に対応できる理由
- 症状に合った薬の選び方のポイント
胃腸の不調に対応する市販薬は多くありますが、それぞれの薬がどのような作用を持ち、どんな症状に適しているかを理解して選ぶことが重要です。
このシリーズでは、胃腸に作用する代表的な薬をテーマ別に解説していきます。
健胃薬・消化薬・利胆成分は、胃腸の機能を助ける市販薬に配合されています。それぞれがどんな症状に向いているか知ることで、胃腸薬の選択が迷わなくなります。
登録販売者試験の学習内容をベースに整理しましたが、食欲不振や消化不良に悩む方にも、お役立てていただければ幸いです。
胃の薬(制酸薬・健胃薬・消化薬)
1)薬が症状を抑えるしくみ
制酸薬
制酸薬は、胃酸の分泌過多による胸やけや、腹部の不快感、胃痛などの症状を緩和することを目的とする医薬品です。胃酸の分泌を抑える、または胃酸の働きを弱める成分が含まれています。
健胃薬
健胃薬は、弱った胃の働きを高めること(健胃)を目的とする医薬品です。芳香性の生薬や成分の特性を活かし、唾液や胃液の分泌を促して胃の働きを活発にします。
消化薬
消化薬は、食べた物の分解に働く酵素を補うことにより、胃や腸の内容物の消化を助けることを目的とする医薬品です。
総合胃腸薬
総合胃腸薬は、制酸、胃粘膜保護、健胃、消化、整腸、鎮痛鎮痙、消泡などの作用を目的とする成分を組み合わせた医薬品で、さまざまな胃腸の症状に幅広く対応できるよう配合されています。
制酸と健胃のように一見逆の作用をもつ成分が配合されている場合もありますが、「とりあえず胃がすっきりしない」というような自覚症状が分かりにくい人が飲んでも全体的に良くなるような設計をされていることが大半です。
ただし、自覚症状がはっきりある時は、症状に見合った成分のみが配合された薬を選択した方がよい場合もあります。
胃腸の不調に使われる薬にはそれぞれ異なる目的と作用があります。次回は「制酸薬」の主な配合成分や注意点について詳しく解説していきます。
まとめ|知っておきたいポイント
- 制酸薬:胃酸を中和・抑制して胸やけ・胃痛を緩和
- 健胃薬:唾液・胃液の分泌を促し、胃の働きを活発にする
- 消化薬:酵素を補って消化を助ける
- 総合胃腸薬:上記の作用を組み合わせた複合薬。症状が不明確な場合に適する
- 症状がはっきりしているときは、目的に特化した薬を選ぶ方が効果的
参考資料
※この動画はNotebookLMで作成した解説動画です。自動生成のため日本語が少し不自然な部分もありますが、学習の理解を助ける参考資料としてご覧ください。
公開日:2025年8月4日
最終更新日:2026年5月1日

