登録販売者 試験勉強

登録販売者試験#59 強心薬

yamadap1984@
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心臓などの器官や血液に作用する薬まとめ

1.強心薬とは

心臓の働きが弱くなったときに、拍動の力を強めて血液を全身に送るのを助ける薬です。
疲労やストレスなどで心臓の働きが一時的に低下した際の「動悸」「息切れ」などの改善を目的とします。


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2.動悸と息切れ

  • 動悸(どうき):心臓の拍動が強く・速く感じられる、または不規則になる状態。
     → 心臓がうまく血液を送れないときに、心拍数を増やして補おうとする反応です。
  • 息切れ(いきぎれ):呼吸運動を増やして、取り込む空気の量を増やそうとする状態。
     → 日常生活の中で、体を動かしたり、平静にしている時にも起こることがあります。

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3.気つけとは

気つけ薬は、一時的なめまいや立ちくらみなどで意識が遠のくときに、
意識をはっきりさせて活力を回復させる目的で使われます。


4.強心薬の主な配合成分

(1)強心成分

成分名作用・特徴注意点
センソ(蟾酥)心筋を刺激し収縮力を高める。ヒキガエル由来の分泌物を基原とする。微量で強い作用。口腔や舌がしびれることがあり、噛まずに服用。1日量5mgを超えない。
ゴオウ(牛黄)中枢興奮作用や血流改善。高価で貴重な成分。過剰摂取に注意。
ジャコウ(麝香)血行促進・鎮静作用。妊娠中の使用は避ける。
ロクジョウ(鹿茸)強壮作用、血行促進。熱性体質の人は注意。

(2)強心成分を助ける生薬

リュウノウ(龍脳)、シンジュ(真珠)、レイヨウカク(羚羊角)、ジンコウ(沈香)、ユウタン(熊胆)、サフラン、ニンジン(人参)など。


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(3)強心を目的とする漢方処方

苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)

項目内容
適する症状体力中等度以下で、めまい・ふらつき・立ちくらみ・動悸・息切れなど。
特徴利水作用により「水毒」体質を改善。むくみや頭重感を軽減。
注意点高血圧・心臓病・腎臓病がある人は医師に相談。
カンゾウ(甘草)を含むため、長期服用で偽アルドステロン症に注意。

5.強心薬の相互作用

  • 強心薬の生薬成分は、**強心配糖体(ジギタリス製剤など)**と作用が重なることがある。
  • 医師の治療を受けている場合は、使用前に相談が必要。

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6.受診勧奨

  • 強心薬を5〜6日間使用しても改善がみられない場合、医療機関を受診する。
  • 動悸や息切れが長く続く場合、心臓以外の疾患(貧血・甲状腺疾患など)の可能性もあるため注意。

✅ まとめポイント

  • 強心薬は、一時的な心臓の働きの低下を補う医薬品
  • センソやゴオウなどの動物性生薬を含み、強い作用があるため用量厳守
  • 苓桂朮甘湯は水分代謝を整え、めまい・立ちくらみ・動悸などに効果的。
  • 医師の治療中や長期症状が続く場合は、自己判断での使用を避けること
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