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この記事でわかること
- 風邪に用いる7つの漢方処方の違いと選び方
- 体力・体質・汗の有無による使い分け
- カンゾウ・マオウを含む処方と副作用の注意点
- 間質性肺炎・肝機能障害のリスクがある処方
- 受診勧奨が必要な場合
風邪に用いられる漢方処方製剤は、体力・体質・汗の有無・風邪の進行段階などをふまえて使い分けられています。
葛根湯は風邪の初期症状や肩こり・筋肉痛に広く使われる漢方薬で、市販薬にも多く配合されています。どんな状態のときに使うのか、使ってはいけない人はどんな人かを正しく知っておくことが大切です。
登録販売者試験の学習内容をベースに整理しましたが、葛根湯の正しい使い方を知りたい方にも、お役立てていただければ幸いです。
1.葛根湯(かっこんとう)
適する症状
- 体力中等度以上
- 汗が出ていない風邪の初期
- 鼻かぜ・鼻炎・肩こり・筋肉痛・手や肩の痛み
使用時の注意点
- 体力が弱い人・胃腸が弱い人・発汗傾向がある人は不向き
- 長期連用で肝機能障害・偽アルドステロン症の可能性
- 構成生薬としてカンゾウ・マオウを含む(重複注意)
参考:葛根湯の記事
2.麻黄湯(まおうとう)
適する症状
- 体力が充実している
- 寒気が強く汗が出ていない風邪の初期
- 悪寒・発熱・頭痛・関節痛、咳・気管支炎・鼻詰まりにも
使用時の注意点
- 胃腸の弱い人・発汗傾向・疲労過多の人は不向き
- 動悸・高血圧の人は注意
- 構成生薬としてカンゾウ・マオウ(多量)を含む(重複注意)
3.小柴胡湯(しょうさいことう)
適する症状
- 体力中等度
- 胸脇苦満(みぞおちから肋骨下の張り)
- 食欲不振・吐き気・胃腸症状
- 風邪の後期のだるさ
使用時の注意点
- 重い副作用として間質性肺炎・肝機能障害の報告
- 構成生薬としてカンゾウ・サイコを含む
- インターフェロン治療を受けている人は避ける
4.柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)
適する症状
- 体力中等度またはやや虚弱
- 風邪の中期〜後期
- 発熱・悪寒・頭痛・腹痛を伴うことがある
使用時の注意点
- まれに間質性肺炎・肝機能障害を生じる
- 構成生薬としてカンゾウを含む
5.小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
適する症状
- 体力中等度〜虚弱
- 水っぽい鼻水・くしゃみ・咳
- アレルギー性鼻炎・花粉症・むくみ
使用時の注意点
- 長期連用で肝機能障害・間質性肺炎・偽アルドステロン症の可能性
- 構成生薬としてカンゾウ・マオウを含む
6.桂枝湯(けいしとう)
適する症状
- 体力虚弱
- 汗が出るタイプの風邪初期
- 悪寒と発熱が同時にある状態
使用時の注意点
7.香蘇散(こうそさん)
適する症状
- 体力虚弱
- 気分が沈みやすい人の風邪初期
- 胃腸の弱さ・ストレス性の胃腸不調を伴うタイプ
- 血の道症(月経・更年期などに伴う精神神経症状)
使用時の注意点
8.半夏厚朴湯・麦門冬湯(咳・咽頭症状に)
- 半夏厚朴湯:のどのつかえ感・不安・咳・しわがれ声に
- 麦門冬湯:からぜき・気管支炎・咽頭の乾燥感に
9.風邪薬全体の副作用
甘草(カンゾウ)を含む処方に共通する注意
- 偽アルドステロン症(むくみ・血圧上昇・低カリウム血症)
重大な副作用
- 間質性肺炎
- 肝機能障害
- 無菌性髄膜炎
- ショック(アナフィラキシー)
10.受診勧奨が必要な場合
- 高熱・激しい喉の痛み
- 息苦しさ・喘鳴・呼吸困難・胸痛
- 小児の風邪
- 持病(心臓病・糖尿病・呼吸器疾患)を持つ人
まとめ|知っておきたいポイント
- 葛根湯・麻黄湯・小青竜湯はマオウ・カンゾウを含む → 偽アルドステロン症・重複注意
- 葛根湯:汗なし・中等度以上の風邪初期
- 麻黄湯:汗なし・体力充実の風邪初期(悪寒強い)
- 小柴胡湯・柴胡桂枝湯:間質性肺炎・肝機能障害に注意
- 小柴胡湯:インターフェロン治療中は禁忌
- 桂枝湯・香蘇散:体力虚弱・汗が出るタイプの風邪初期
- 風邪薬は対症療法 → 長期連用は避け、改善なければ受診勧奨
参考資料
※この動画はNotebookLMで作成した解説動画です。自動生成のため日本語が少し不自然な部分もありますが、学習の理解を助ける参考資料としてご覧ください。
公開日:2025年11月27日
最終更新日:2026年5月1日