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眠気防止薬とは?
成分・作用・副作用・正しい使い方
― カフェインの注意点と「休養」が必要な本当の理由 ―
「眠気防止薬 効果」「眠気防止薬 副作用」「カフェイン 取りすぎ」などで検索している方の多くは、
強い眠気や集中力低下に悩み、今すぐ何とかしたいと感じているのではないでしょうか。
しかし眠気防止薬は、眠気や疲労の原因を治す薬ではなく、一時的に覚醒を促す医薬品です。
まずは正しい知識を知ることが、健康を守る第一歩です。
眠気防止薬とは?【眠気や倦怠感を除去する医薬品】
眠気防止薬とは、眠気や倦怠感を除去することを目的とした医薬品です。
一時的に脳を刺激し、精神的な集中を必要とする場面で使用されますが、
疲労を解消したり、睡眠が不要になるものではありません。
薬の特徴により、目的外利用で乱用される可能性があるため、販売には注意が必要です。
眠気防止薬の主成分① カフェインの作用と特徴
カフェインの基本作用【中枢神経刺激・利尿・心筋興奮】
- 脳に軽い興奮状態を引き起こし、一時的に眠気や倦怠感を抑える
- 腎臓におけるナトリウムイオン(同時に水分)の再吸収を抑制し、尿量を増加(利尿)させる
- 胃液分泌を促進させる作用、心筋を興奮させる作用がある
カフェインの体内動態【成人と乳児で大きく異なる半減期】
- カフェインの最高血中濃度の半減期は、
成人では約3.5時間、乳児では約80時間と非常に長い
カフェインの副作用と使用時の注意点
過剰な興奮による副作用
- 脳が過剰に興奮すると、振戦(震え)、めまい、不安、不眠、頭痛などを生じる
胃腸・心臓への影響
- 胃液分泌亢進作用により胃腸障害が現れることがあるため、胃酸過多の人や胃潰瘍のある人は服用を避ける
- 心筋を興奮させる作用により動悸が現れることがあるため、心臓病のある人は服用を避ける
依存性と連用の危険性
- 弱いながら反復摂取により依存を形成する性質があるため、短期間の服用にとどめ、連用しない
- 常用的にカフェインを摂ることにより、睡眠障害が習慣化してしまい自律神経に関わる様々な疾患を誘発しやすくなると考えられます
厚生労働省 指定濫用防止医薬品の指定について
妊娠中・授乳中のリスク
- カフェインの一部は血液・胎盤関門を通過して胎児に到達し、胎児の発達に影響を及ぼす可能性がある
- カフェインの一部は乳汁中に移行し、授乳中に大量摂取・連用すると、乳児に頻脈や不眠を引き起こす可能性がある
眠気防止薬の主成分② ビタミン成分・ビタミン様物質
配合されている主な成分
- ビタミンB₁、B₂、B₅、B₆、B₁₂、B₃(ナイアシン)
- アミノエチルスルホン酸(タウリン)
ビタミン類の役割
- 眠気による倦怠感を和らげる補助成分として配合される
眠気防止薬とカフェインの相互作用【過量摂取に注意】
カフェイン摂取量の上限
- 1回摂取量:200mg
- 1日摂取量:500mgが上限
飲み合わせによるリスク
- カフェインは他の医薬品・医薬部外品・食品(お茶、コーヒーなど)にも含まれる
- 同時摂取により、中枢神経系や循環器系への作用が強く現れるおそれがある
- 医薬品による眠気を抑える目的で眠気防止薬を使用することは適切ではない
眠気防止薬より大切な「休養」の考え方
眠気は身体からの重要なサイン
- 病原体に感染したときに生じる眠気は、生体防御の一端を担う生理的反応
- 眠気防止薬で睡眠を妨げると、病気の治癒を遅らせるおそれがある
強い眠気が続く場合に疑われる疾患
- 睡眠時無呼吸症候群
- 重度の不安症
- うつ病
- ナルコレプシー
【重要】小児に眠気防止薬を使ってはいけない理由
- 成長期の小児の発育には睡眠が重要
- 小児用の眠気防止薬は存在しない
- 試験勉強に効果があるという誤解による誤用事故の事例がある
- 15歳未満の小児に使用されることがないよう注意が必要
まとめ|眠気防止薬に頼る前に知っておきたいこと
- 眠気防止薬は一時的な集中のための医薬品
- 連用しない・過量摂取しない・他のカフェインと重ねない
- 眠気が続く場合は、休養・睡眠・医療機関の受診を優先する
【参考文献】