登録販売者 試験勉強

殺虫剤・忌避剤|成分の違いと正しい選び方

yamadap1984@
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蚊・ダニ・ハエ・シラミ——害虫は私たちの生活に身近な存在です。殺虫剤や忌避剤は使ったことがある方がほとんどですが、成分の違いや正しい使い方を知っている方は意外と少ないものです。

この記事では登録販売者試験の内容をベースに、殺虫剤・忌避剤の成分と使い方を整理しました。試験を受けない方にも、家族を守るために知っておいていただきたい内容です。

1. 殺虫剤と忌避剤の違い

殺虫剤・忌避剤は、ハエ・ダニ・蚊などの衛生害虫の防除を目的とした医薬品または医薬部外品です。

  • 人体への作用が緩和なもの → 医薬部外品
  • 強く持続的に作用するもの・劇薬に該当するもの → 医薬品

原液を希釈して使うもの、作用が長期間にわたるもの、一回の作用が強烈なものは医薬品に分類されます。

忌避剤は「虫を近寄らせない」ためのもので、刺された後のかゆみや腫れを抑える効果はありません。この点は試験でも問われる重要ポイントです。

2. 主な殺虫成分の種類と特徴

有機リン系

項目内容
主な成分ジクロルボス、フェニトロチオン、トリクロルホン、クロルピリホスメチル、ダイアジノン、プロペタンホスなど
特徴アセチルコリンを分解する酵素を不可逆的に阻害。神経を興奮状態にする。筋肉麻痺・けいれん・縮瞳・呼吸困難が出ることもある

ピレスロイド系

項目内容
主な成分ペルメトリン、フェノトリン、フタルリンなど
特徴除虫菊から開発。蚊取り線香が代表的。比較的毒性が低く自然分解しやすいため家庭用に広く使われる。フェノトリンは人体への直接毒性がなく、シラミ駆除薬にも使われる唯一の成分
スミスリン(KINCHO)

カーバメイト系・オキサジアゾール系

項目内容
主な成分プロポクスル(カーバメイト系)、メトキサジアゾン(オキサジアゾール系)
特徴アセチルコリンエステラーゼと可逆的に結合して神経を興奮させる。毒性は比較的低い。ピレスロイド抵抗性の害虫に有効
トコジラミ対策製品(アース製薬)

有機塩素系

項目内容
主な成分オルトジクロロベンゼン
特徴体内蓄積性があり、神経細胞に作用して殺虫。ボウフラ駆除などに限定して使用される

3. 昆虫成長阻害成分(IGR)

直接殺虫するのではなく、幼虫から成虫になる過程を妨げるタイプの成分です。

成分特徴
メトプレン・ピリプロキシフェン幼虫がさなぎになるのを防ぐ。成虫にならない不完全変態の昆虫には効果がない
ジフルベンズロン幼虫の正常な脱皮を阻害する

4. 殺虫補助成分

成分特徴
ピペニルブトキシド(PBO)・チオシアノ酢酸イソボニル(IBTA)単独では殺虫効果を持たず、殺虫成分の効果を高める目的で配合される

5. 忌避成分(虫よけ成分)

成分特徴
ディート蚊・ブヨ・アブ・マダニのほか、ノミ・ヤマビル・トコジラミなど広範囲に有効。年齢制限・使用回数制限あり
イカリジン年齢制限なく使用可。ディートより肌刺激が少ない。蚊・ブヨ・アブ・マダニに有効

ディートの年齢別使用制限

海外では神経毒性の指摘もあり、以下の制限が設けられています。

  • 生後6ヶ月〜2歳:1日1回まで、顔への使用は避ける
  • 2歳〜12歳:1日1〜3回まで、顔への使用は避ける
  • 製品によって年齢別に濃度が異なるため、裏面表示をよく確認する
虫よけ製品(アース製薬)

殺虫剤メーカーのウェブサイトは成分や使い方の情報が充実しています。販売の際に迷ったときは、メーカーの製品情報を確認するのも一つの方法です。

6. 使用上の注意

  • 同じ成分を使い続けない:害虫がその成分に対して抵抗性を持つようになる。複数の成分を順番に使うのが効果的
  • 皮膚についた・吸引・飲み込んだ場合:何の成分か分かるもの(製品)を持参して受診する
  • 忌避剤は塗り残しがないように使用する(耳の後ろや足首など忘れやすい箇所に注意)。粘膜・発疹・傷のある部位には塗らない。スプレータイプは目や口への付着・吸入に注意し、手にとってから塗る
  • 子どもの手の届かない場所に保管する

春から秋にかけて様々な害虫が活動し、かゆみだけでなく炎症や毒性のリスクもあります。蚊・ダニはウイルスや細菌を媒介することもあります。農作業・アウトドア・海外旅行など、使う場面や対象に合わせた成分選びが大切です。

試験で押さえるキーワード(直前チェック用)

殺虫剤と忌避剤の違い

→ 忌避剤は虫を近づけないためのもの。刺された後のかゆみ・腫れには効かない

有機リン系

→ アセチルコリンエステラーゼを不可逆的に阻害。神経興奮→麻痺・けいれん

ピレスロイド系

→ 除虫菊由来。毒性低く家庭用に広く使用。フェノトリンは人体にも使えるシラミ駆除薬

カーバメイト系

→ アセチルコリンエステラーゼと可逆的に結合。ピレスロイド抵抗性の害虫に有効

有機塩素系

→ 体内蓄積性あり。ボウフラ駆除などに限定使用

昆虫成長阻害成分(IGR)

→ 直接殺虫しない。変態・脱皮を阻害して成虫にさせない

ディートとイカリジンの違い

→ ディート=広範囲有効・年齢制限あり/イカリジン=年齢制限なし・低刺激

殺虫剤の抵抗性対策

→ 同じ成分を使い続けない。複数成分を順番に使う

参考資料

※解説音声はAIツール「NotebookLM」で作成しています。読み上げの不自然さが残る部分もありますが、内容の理解を助けるものとして載せています。

公開日:2025年7月17日
最終更新日:2026年4月23日

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