登録販売者試験 #44 皮膚薬②
										外用薬 抗炎症、鎮痛、鎮痒
薬品名は構造の名前が長々とあるので、すべて覚えるのは困難です。どんなグループか?をわかると作用などを説明しやすくなります。今回は名称を一部簡略化しています。
それでもカタカナの羅列は大変だと思いますが効能のグループ分けを自分でもしてみてください。
1. ステロイド性抗炎症成分
特徴
• 副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)と同様の化学構造を持つ。
• 外用では、皮膚の炎症を抑制する目的で使用。特に 痒みや発赤などの皮膚症状 に有効。
• 末梢組織の免疫機能を低下させる作用があるため、細菌や真菌、ウイルス感染症 には注意。
注意点
• 化膿部位への使用は避ける。
• 広範囲の湿疹や皮膚炎、慢性湿疹 を対象としたものではない。
• 長期連用や頻回購入を避ける。
• 短期使用でも 広範囲に及ぶ場合は過度使用を避ける。
お子様にも安心!”添加物不使用”のつくりおきおかず


2. 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
貼り薬では、小さく切ったものを半日ほど張ってみて、皮膚に異常が無い事を確認してからの使用が推奨されます。
• 接触性皮膚炎、光線過敏症、アナフィラキシーで重篤な副作用が起こる事がある。、
• 光線過敏症 を起こすことがあるため、紫外線を避ける。貼付剤などを剥がした後も皮膚に浸透した薬剤が残っているため油断できない。
• 使用後は 紫外線を避ける。
• 交叉アレルギーが起こる事が報告されている。
(交叉アレルギー:まったく系統の違うもの仁見えて化学構造の一部が似ているだけで、体が同じ物アレルギーを起こさなくちゃ!!と反応してしまう事)
チアプロフェン、スプロフェン、フェノフィブラート、オキシベンゾン、オクトクレリンでアレルギー症状の起こした事がある方は避ける。
• 光線過敏症、発赤、かぶれ、水疱、フケなどを起こすことあり。
(作用:ほてり、かゆみの緩和)
・プロスタグランジン産生抑制作用は不明確。
る• 細胞膜安定化・活性酸素抑制作用 で抗炎症作用を示すと考えられる。
• 皮膚炎・かぶれ・あせもなどの緩和に用いられる。
• 副作用として 刺激感・発赤・乾燥感 あり。
東証プライム市場上場グループ会社による薬剤師転職サポート【アポプラス薬剤師】
3. その他の成分
最大79,000円キャッシュバックor豪華人気商品プレゼント!【フレッツ光】
局所麻酔成分
• 切り傷、掻きこわしなど創傷面の痛み、湿疹、皮膚症状のかゆみなどを和らげる効果。
有名なキンカンですが、アンモニア水が効能のメイン薬剤です。
昔虫刺されにおしっこをかけると良いという噂がありましたか?尿に含まれているアンモニア水が・・・という事だと思いますが、雑菌が入って化膿させる事もありますし、濃度がそもそも効果があるほどではないというところもあり、医薬品で売られている物とは別物と伝えましょう。
障がいのある方への就労移行支援【パーソルチャレンジ・ミラトレ】
4. 局所刺激成分(冷感・温感)
(冷感刺激)• 皮膚表面に冷感を与え、知覚麻痺、反射的に血管拡張が起こり痒みや炎症を鎮める。
患部の血行も良くなる。
• 急性の炎症・熱感を伴う打撲や捻挫に効果あり。刺激性が高いため目や粘膜部位の使用は避ける。
【ふるさと納税】ハッカ油500mlセット【ハッカ油500ml ハッカ油30mlスプレー】【配送不可地域:沖縄県】ハッカ油 スプレー 北海道 美幌町 送料無料 BHRB008 価格:21000円  | 
(温感刺激)
• 血流を促進し温感を与える。
• 入浴前後や粘膜部位の使用は避ける。
• 刺激が強すぎるため、目の周りはもちろん、粘膜部は使用しない。皮膚部の痛みにつながる。
• 痒み部のヒスタミンを抑制し湿疹、皮膚炎、かぶれ、あせも、虫さされ等の一時的かつ部分的な皮膚症状を緩和。
【第3類医薬品】新レスタミンコーワ軟膏 30g 【セルフメディケーション税制対象】 【2個セット】 価格:1098円  | 
5. 収斂・皮膚保護成分
→ 皮膚表面を保護し、滲出液を抑える。傷が深い時表面だけを乾燥させて、化膿を悪化させる事があるので注意。
6. 組織修復成分
• アラントイン、ビタミンA油 → 損傷皮膚の修復促進。
7. 血管収縮成分(アドレナリン作動成分)
• ナファゾリン塩酸塩 → 出血を抑える目的で使用。
8. 血行促進成分
• ヘパリン類似物質、ビタミンE 、ポリエチレンスルホン酸〇〇など → 抗炎症・保湿作用。
• 出血性素因、出血性血液疾患(血小板減少症、紫斑病などの診断を受けた)人は使用を避ける。
• 5~6日経過しても改善しない場合
• 症状が広範囲に及ぶ場合
• 強い痒みや痛みが続く場合
• 皮膚が化膿している場合
• 感染症、内臓疾患や免疫機能疾患の場合、悪化させる可能性がある。
• アトピーは、治療が難しい疾患で店頭で売られている薬を自己判断で使用していては難治化させる事につながる。
• 脱臼や骨折の疑われる場合は受診を勧める。
湿疹や皮膚炎では、皮膚を清潔に保ち、服などが刺激の弱いものにするなど、擦れにくくする。
捻挫や打撲では、安静にし、腫れている部分を、冷やす。固定できる様に筋肉や腱の炎症が拡大しないようにする。








