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この記事でわかること
- 鎮痛に用いる4つの漢方処方の違いと選び方
- 芍薬甘草湯の筋肉けいれんへの適応と副作用
- 桂枝加朮附湯・麻杏薏甘湯・薏苡仁湯の使い分け
- カンゾウ・マオウを含む処方の注意点
- 体力・冷え・発汗による使い分け
鎮痛に用いられる漢方処方は、体力・冷え・発汗の有無・痛みの性質などにより使い分けられます。
1.芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
芍薬甘草湯は、こむら返りや急激な筋肉のけいれん・痛みに即効性を発揮する漢方薬です。スポーツ中の筋けいれんや月経痛にも活用されており、2種類の生薬だけからなるシンプルな処方です。
登録販売者試験の学習内容をベースに整理しましたが、こむら返りや筋肉の痙攣・生理痛に悩む方にも、お役立てていただければ幸いです。
効能効果
体力に関わらず使用でき、筋肉の急激なけいれんを伴う痛みのあるものの次の諸症:こむらがえり・筋肉のけいれん・腹痛・腰痛
適する症状
- 体力にかかわらず使用できる
- 筋肉の急激な痙攣を伴う痛み(こむらがえり・腹痛・腰痛)
- 「足がつる」「筋肉がキューっとなって痛む」ときに使用
使用時の注意点
- 症状があるときのみ服用し、連用は避ける
- まれに重篤な副作用として肝機能障害・間質性肺炎・うっ血性心不全・頻脈を生じる
- 心臓病の診断を受けた人は使用を避ける(カリウムに関係し心臓の動きに影響するため)
参考:芍薬甘草湯の記事
2.桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)
効能効果
体力虚弱で、汗が出、手足が冷えてこわばり、ときに尿量が少ないものの次の諸症:関節痛・神経痛
適する症状
- 体力虚弱
- 汗が出やすく、手足が冷えてこわばる
- 尿量が少ない人に関節痛・神経痛
使用時の注意点
- 動悸・のぼせ・ほてりなどの副作用が現れやすい
- 構成生薬としてカンゾウを含む
3.麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう)
効能効果
体力中等度なものの次の諸症:関節痛・神経痛・筋肉痛・いぼ・手足のあれ
適する症状
- 体力中等度
- 関節や筋肉の腫れ・痛み(関節痛・筋肉痛・神経痛・いぼ・湿疹・皮膚炎)
- 「痛み+腫れ」がキーワード
使用時の注意点
- 悪心・嘔吐・胃部不快感などの副作用が現れやすい
- 体の虚弱な人・胃腸の弱い人・発汗傾向が強い人は不向き
- 構成生薬としてカンゾウ・マオウを含む(重複注意)
4.薏苡仁湯(よくいにんとう)
効能効果
体力中等度で、関節や筋肉のはれや痛みがあるものの次の諸症:関節痛・筋肉痛・神経痛
適する症状
- 体力中等度
- 関節や筋肉の腫れ・痛み
- 慢性経過の関節痛・神経痛・筋肉痛
- 「雨の日に痛みが出る」「関節が重だるい」タイプ
使用時の注意点
- 胃部不快感・食欲不振などの消化器症状が出ることがある
- 胃腸の弱い人には不向き
- 構成生薬としてカンゾウ・マオウを含む
まとめ|知っておきたいポイント
- 芍薬甘草湯:体力を問わず・筋肉の急激なけいれん(こむらがえり)→ 連用不可・心臓病は禁忌
- 桂枝加朮附湯:体力虚弱・汗が出る・手足が冷えてこわばる関節痛・神経痛
- 麻杏薏甘湯:体力中等度・腫れを伴う痛み。カンゾウ・マオウ含有
- 薏苡仁湯:体力中等度・慢性的な関節痛。水分の停滞が関係するタイプ
- 4処方ともカンゾウを含む → 偽アルドステロン症に注意
参考資料
※この動画はNotebookLMで作成した解説動画です。自動生成のため日本語が少し不自然な部分もありますが、学習の理解を助ける参考資料としてご覧ください。
公開日:2025年12月7日
最終更新日:2026年5月1日