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水溶性ビタミンの範囲まとめ
ビタミンB群
ビタミンB1(チアミン類)
- 働き
- 炭水化物(糖)からのエネルギー産生に不可欠。
- 神経の正常な働きを維持する作用、腸管運動を促進する働きがある。
- 補給される症状・場面
- 神経痛
- 筋肉痛
- 関節痛(肩・腰・肘・膝痛、坐骨神経痛など)
- 手足のしびれ
- 便秘
- 眼精疲労(慢性的な目の疲れ・かすみ目、目の奥の痛み)
- 脚気、胃気、肉体疲労時、妊娠・授乳期、病中・病後の体力低下時のビタミンB1補給。
- ※脚気の治療に尽力された鈴木梅太郎さんを余裕があれば調べてみてください。
ビタミンB2(リボフラビン類)
- 働き
- 脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つ。
- 補給される症状・場面
- 口角炎(唇の両端の腫れ・ひび割れ)、口唇炎(唇の腫れ・ひび割れ)、口内炎、舌の炎症
- 湿疹、皮膚炎、にきび、ただれ、にきび痕、吹き出物、肌荒れ、赤ら顔に伴う顔のほてり
- 粘膜、皮膚、爪などの細胞再生に必要
- 目の充血
- 肉体疲労、妊娠・授乳期、病中・病後の体力低下時のビタミンB2 の補給。
- 注意点
- 過剰に摂取すると尿が黄色くなることがある
ビタミンB6(ピリドキシン・ピリドキサール類)
- 働き
- タンパク質の代謝に関与し、タンパク質の分解と合成を助ける
- 皮膚や粘膜、爪の健康維持
- 神経機能の維持に重要
- セロトニン:(いわゆる幸せホルモン)がトリプトファンとビタミンB6が結合してできる
- 補給される症状・場面
- 口角炎、口唇炎、口内炎、舌炎
- 湿疹、皮膚炎、にきび、ただれ、にきび痕、吹き出物、肌荒れ
- 手足の痙攣
- 妊娠・授乳期、病中・病後の体力低下時
ビタミンB12(コバラミン類)
- 働き
- 造血作用:正常な赤血球の産生を助け、貧血を予防します。
- 末梢神経の修復や発達に関わり、手足のしびれなどの神経障害を防ぎます
- ベジタリアンやビーガン(完全菜食主義者):動物性食品を摂取しないため、ビタミンB12が不足しやすい傾向があります。
- 不足による症状
- 貧血:疲労感や脱力感。
- 末梢神経障害:手足のしびれやピリピリ感。
- 神経系の問題:脳神経の機能低下による錯乱や認知症の症状。
ビタミンC(アスコルビン酸類)
- 働き
- 体内の脂質を酸化から守る作用(抗酸化作用)を示す。
- 皮膚や粘膜の機能を正常に保つ。メラニンの産生を抑える働きがある。
- 補給される症状・場面
- しみ、そばかす、日焼け、かぶれによる色素沈着の症状の緩和。
- 歯ぐきからの出血、鼻血の予防。(壊血病はビタミンC不足でしたね)
- また肉体疲労時、病中・病後の体力低下時、老年期における補給。
その他の水溶性ビタミン
- ビタミンB5(パントテン酸・パントテノール類)
- ビオチン
いずれも皮膚や粘膜などの機能を維持する働きがある。
まとめ
水溶性ビタミンには、ビタミンB群(B1, B2, B6, B12, ナイアシン, パントテン酸, ビオチンなど)とビタミンC が含まれます。
特徴は「尿に溶けて排泄されやすい」ため、体内に貯蔵されにくく、毎日摂取が必要である点です。逆に言うと「高濃度」飲むより少しずつでも毎日摂取する事が大事で、仮にたくさん飲んでも排泄されてしまうので体の機能とサプリメント代の無駄遣いとなってしまいます。