登録販売者 試験勉強

アレルギー用薬の成分|抗コリン・生薬・鼻炎用点鼻薬の種類と注意点

yamadap1984@
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内服のアレルギー用薬に続いて、今回は抗コリン成分・生薬成分・鼻炎用点鼻薬について整理します。同じアレルギー症状でも、成分によってアプローチが異なります。

この記事では登録販売者試験の内容をベースに、アレルギー用薬の周辺成分と点鼻薬の成分を整理しました。試験を受けない方にも、市販のアレルギー薬を正しく選ぶために役立てていただける内容です。

1. 抗コリン成分

副交感神経の働きを抑えて、鼻水の分泌を減らす目的で配合されます。

成分名特徴・作用
ベラドンナ総アルカロイド・ヨウ化イソプロパミド鼻腔内の分泌を抑え、くしゃみ・鼻水を軽減する。口渇などの副作用が出やすい

2. アレルギー症状に作用する生薬成分

鼻づまりやくしゃみなどの症状を和らげる目的で配合される生薬です。漢方薬の構成生薬として含まれていることが多いが、単独で配合される場合もあります。

シンイ(辛夷)

  • 基原植物:モクレン科のハクモクレン・タムシバ・コブシの蕾
  • 性質:辛・温 経絡:肺・胃
  • 作用:散風解表・宣肺通鼻。鎮静・鎮痛
  • 鼻の通りを良くし、花粉症や副鼻腔炎などに配合されることが多い

サイシン(細辛)

  • 基原植物:ウマノスズクサ科のケイリンサイシン・ウスバサイシンの根・根茎
  • 性質:辛・温 経絡:肺・腎
  • 作用:散寒解表・温肺化飲・祛風止痛。鎮痛・鎮咳・利尿・鼻閉の改善
  • 注意:地上部にはアリストロキア酸(腎障害を引き起こす)が含まれているため地上部は使用しない

ケイガイ(荊芥)

  • 基原植物:シソ科のケイガイの花穂
  • 性質:辛・温 経絡:肺・肝
  • 作用:祛風解表・宣毒透疹。発汗・解熱・鎮痛・鼻閉の改善
  • 風邪初期・頭痛・アレルギー様症状によく使われ、防風・羌活などと併用されることも多い

3. 鼻炎用点鼻薬とは

鼻炎用点鼻薬は、急性鼻炎・アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎による鼻づまりに対して局所的に作用する外用液剤です。複数の作用成分が配合されるのが特徴です。

代表的な配合成分

分類成分例主な作用
アドレナリン作動成分ナファゾリン塩酸塩・フェニレフリン塩酸塩・テトラヒドロゾリン塩酸塩鼻粘膜の血管を収縮させて鼻づまりを改善。連用により薬剤性鼻炎(リバウンド)のリスクあり
抗ヒスタミン成分クロルフェニラミンマレイン酸塩・ケトチフェンフマル酸塩ヒスタミンが受容体に結合するのを抑え、くしゃみ・鼻水を緩和する
抗アレルギー成分クロモグリク酸ナトリウムヒスタミンなどの化学伝達物質の遊離を抑え、発症そのものを防ぐ予防的成分
局所麻酔成分リドカイン・リドカイン塩酸塩粘膜の痛みやヒリヒリ感を抑える
殺菌消毒成分ベンザルコニウム塩化物・セチルピリジニウム塩化物細菌感染を抑える目的で配合されることがある
抗炎症成分グリチルリチン酸二カリウム鼻粘膜の炎症を鎮める。口腔咽喉薬にも広く使用される成分で副作用が比較的少ない

使用上の注意点

  • 数日間を限度として使用する(改善がなければ医師へ)
  • 感染性鼻炎との見分けに注意(細菌・ウイルス性の鼻炎には抗アレルギー薬や抗炎症薬が無効なことがある)
  • 口腔咽喉薬・抗アレルギー薬・風邪薬などと成分が重複する可能性があるため、併用に注意する
  • 一般用医薬品での適応は急性のアレルギーまたは軽度の副鼻腔炎。慢性化したものや蓄膿症は対応していない

試験で押さえるキーワード(直前チェック用)

抗コリン成分

→ 副交感神経を抑制して鼻水を減らす。口渇などの副作用あり

生薬の3成分

→ シンイ(モクレン科・鼻通り)、サイシン(根のみ使用・腎障害注意)、ケイガイ(シソ科・解熱・鎮痛)

点鼻薬のアドレナリン作動成分

→ 連用で薬剤性鼻炎(リバウンド)のリスクあり

クロモグリク酸ナトリウム

→ 予防的成分。化学伝達物質の遊離を抑える

グリチルリチン酸二カリウム(点鼻薬)

→ 抗炎症成分。副作用が比較的少ない

参考資料

※解説音声はAIツール「NotebookLM」で作成しています。読み上げの不自然さが残る部分もありますが、内容の理解を助けるものとして載せています。

公開日:2025年7月23日
最終更新日:2026年4月26日

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