感覚器官|目・鼻・耳の構造とはたらき
水晶体
目・鼻・耳は毎日使っているのに、意外と知らないことが多い器官です。
市販の目薬や点鼻薬を選ぶとき、「なぜこの薬が効くのか」を知っておくと、自分に合ったものを選びやすくなります。
この記事では登録販売者試験の内容をベースに、目・鼻・耳の構造とはたらきをまとめました。試験を受けない方にも、日常の健康管理に役立てていただける内容です。
1. 目の構造とはたらき
強膜
白目の部分。眼球の外側を包む丈夫な膜です。
結膜
白目とまぶたの裏側を覆う透明な薄い膜。血管が透けて見えます。眼瞼の裏と眼球前面の強膜をつなぎ、組織を保護します。
角膜
黒目の部分の透明な膜。紫外線などで障害を受けると炎症を起こすことがあります(雪目・角膜炎)。
房水
角膜と水晶体の間を満たす液体。眼圧を保ち、血液に代わって目に栄養・酸素を届けています。
厚みを変えることで近くや遠くにピントを合わせます。
毛様体
水晶体の厚みを調節する筋肉。近くを見るとき厚く、遠くを見るとき薄くなります。
網膜
光を受け取る視細胞があり、情報を神経を通じて脳に伝えます。
視神経
網膜の情報を脳へ送る神経。視細胞が密集する部分を黄斑部といい、最も感度の高い中心窩があります。ビタミンAが不足すると視力低下(夜盲症)が起こります。
涙液・涙腺・涙道
涙腺から涙が分泌され、鼻腔へ流れます(涙道)。涙には異物の洗浄・角膜の保護・栄養補給・殺菌作用などがあります。睡眠中はほとんど分泌されず、老廃物や脂が混じって目やに(眼脂)になります。
2. 鼻の構造とはたらき
鼻腔
左右に分かれており、粘膜は血流が豊富で傷つきやすく、ウイルスや細菌の侵入を受けやすい構造です。キーゼルバッハ部位(鼻中隔の前部)は毛細血管が密集し、鼻血が出やすい場所です。
嗅覚のしくみ
鼻腔の上部にある嗅上皮には嗅細胞があり、においを感知して嗅神経を通じて脳に伝えます。嗅覚は順応しやすく、においをかぎ続けると感じにくくなります。
副鼻腔
鼻の周囲の骨の中にある空洞で、頭の重さを軽くし声の共鳴を助けます。鼻粘膜が腫れて通路がふさがると副鼻腔炎(蓄膿症)の原因になります。
3. 耳の構造とはたらき
耳は外耳・中耳・内耳の3つに分かれます。
外耳
耳介〜外耳道〜鼓膜まで。音を集めて鼓膜に伝えます。皮膚腺から耳あか(耳垢)が分泌されます。
中耳
鼓膜の奥。耳小骨(ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨)で音の振動を内耳へ伝えます。耳管は咽頭とつながって気圧を調整しますが、風邪で腫れると中耳炎の原因に。子どもは耳管が太くて水平に近いため中耳炎になりやすいです。
内耳
蝸牛(かぎゅう)は音を電気信号に変える聴覚器官。前庭・三半規管は体の回転・重力・加速度を感知する平衡感覚器官です。
補足|トラネキサム酸を含む医薬品の注意点
(止血薬、のどの炎症止め、美白薬など)
トラネキサム酸は出血を止める作用や炎症を抑える効果があり、風邪薬・口内炎治療薬・美白目的の内服薬にも使われています。血栓を溶けにくくする作用があるため、使い方に注意が必要な成分です。
注意すべき人
- 脳梗塞・心筋梗塞・静脈血栓症などの既往がある方は使用を避ける
- 美容目的での長期使用は、医師や薬剤師に相談してから
- 市販薬にも含まれているため、複数の薬の重ね服用に注意
試験で押さえるキーワード(直前チェック用)
角膜
→ 黒目の透明な膜。紫外線で雪目・角膜炎
房水
→ 角膜と水晶体の間の液体。眼圧を保つ
水晶体と毛様体
→ 水晶体が厚みを変えてピント調整。毛様体がそれを調節
黄斑部・中心窩
→ 視細胞が密集する部位。最も感度が高い
ビタミンA不足
→ 夜盲症(視力低下)
キーゼルバッハ部位
→ 鼻中隔の前部。毛細血管が密集し鼻血が出やすい
嗅覚の順応
→ においをかぎ続けると感じにくくなる
副鼻腔炎(蓄膿症)
→ 鼻粘膜が腫れて副鼻腔との通路がふさがる
耳小骨
→ ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨。音の振動を内耳へ伝える
耳管
→ 気圧を調整。子どもは太くて水平→中耳炎になりやすい
蝸牛・前庭・三半規管
→ 蝸牛=聴覚/前庭・三半規管=平衡感覚
トラネキサム酸
→ 血栓を溶けにくくする。血栓症の既往がある方は使用不可
参考資料
※この動画はNotebookLMで作成した解説動画です。自動生成のため日本語が少し不自然な部分もありますが、学習の理解を助ける参考資料としてご覧ください。
公開日:2025年7月8日
最終更新日:2026年4月23日

