登録販売者 試験勉強

脳・神経系|自律神経と薬のつながり

yamadap1984@
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頭痛薬・かぜ薬・鼻炎薬・乗り物酔い薬——市販薬の多くは、神経系に直接はたらきかけることで症状を改善します。

この記事では登録販売者試験の内容をベースに、脳・神経系のしくみと、薬との関係を整理しました。試験を受けない方にも、市販薬を正しく選ぶための知識として役立てていただける内容です。

1. 神経系の全体像

神経系は大きく中枢神経系末梢神経系に分かれます。

中枢神経系(脳と脊髄)

  • :思考・感情・記憶・運動などを司る
  • 脳への血流は全身の約15%、酸素消費は約20%、糖の消費は約25%と非常に大きい
  • 脳幹(延髄・橋・中脳):呼吸や心拍を調整する
  • 間脳(視床・視床下部):ホルモン分泌や自律神経の中枢
  • 血液脳関門(BBB):脳の血流を一定に保ち、有害物質の侵入を防ぐしくみ
  • 脊髄:脳と末梢神経をつなぐ中継路。脊髄だけで反射的に反応する「脊髄反射」もある

末梢神経系

分類はたらき
体性神経系意識して行う運動(随意運動)・知覚や感覚
自律神経系呼吸・消化・循環・発汗など、無意識で行われる生命活動の維持

2. 自律神経のしくみ

自律神経は交感神経副交感神経からなり、一方が働くともう一方は抑えられる仕組み(二重支配)になっています。

交感神経と副交感神経の役割

神経状況主なはたらき
交感神経戦う・逃げる(緊張・興奮)心拍数増加・血圧上昇・瞳孔散大・気管支拡張
副交感神経リラックス・休息消化促進・心拍数減少・排尿促進

各器官への影響(比較表)

効果器交感神経副交感神経
瞳孔散大収縮
唾液腺少量・粘性多量・漿性
心拍数増加減少
末梢血管収縮(血圧UP)拡張(血圧DOWN)
気管・気管支拡張収縮
血管収縮胃酸分泌亢進
低下亢進
肝臓グリコーゲン分解グリコーゲン合成
汗腺発汗亢進
排尿筋弛緩収縮

3. 薬と神経系のつながり

神経伝達物質

神経神経伝達物質
交感神経ノルアドレナリン
副交感神経アセチルコリン

アドレナリン作動成分(交感神経を刺激する)

交感神経を刺激することで血管を収縮させ、気管支を拡張させます。風邪薬・点鼻薬・気管支拡張薬などに使われます。

たとえば激しい咳で呼吸が苦しいとき、交感神経を優位にして気道を広げると呼吸が楽になります。これを利用したのがこの成分群です。心疾患・高血圧・糖尿病・甲状腺機能亢進症の方は注意が必要です。

抗コリン成分(副交感神経の働きを抑える)

アセチルコリンのはたらきをブロックすることで、鼻水・くしゃみ・吐き気・めまいなどを抑えます。かぜ薬・乗り物酔い薬・鼻炎薬に多く含まれます。

補足|抗コリン成分の注意点

(例:かぜ薬、乗り物酔い薬、鼻炎薬などに含まれる)

副交感神経を抑えることで、休息時に起こる生理現象(消化・排泄・分泌など)もまとめて抑えられます。これが副作用として現れやすいのが抗コリン成分の特徴です。

主な副作用

  • 口の渇き
  • 便秘
  • 排尿困難
  • 視力のぼやけ(眼圧上昇)
  • 眠気・判断力の低下

特に注意すべき人

  • 高齢者:排尿障害・緑内障を持っている人が多く、症状が悪化しやすい
  • 緑内障の人:眼圧をさらに上げ、悪化させる恐れがある
  • 服用後は車の運転・高所作業・精密機器の操作を避ける

試験で押さえるキーワード(直前チェック用)

血液脳関門(BBB)

→ 脳の血流を一定に保ち、有害物質の侵入を防ぐ

自律神経の二重支配

→ 交感神経と副交感神経は互いに拮抗する

交感神経の伝達物質

→ ノルアドレナリン

副交感神経の伝達物質

→ アセチルコリン

交感神経優位のとき

→ 瞳孔散大・心拍数増加・気管支拡張・血圧上昇

副交感神経優位のとき

→ 消化促進・心拍数減少・排尿促進・胃酸分泌亢進

アドレナリン作動成分

→ 交感神経を刺激。血管収縮・気管支拡張。心疾患・高血圧・糖尿病・甲状腺機能亢進症に注意

抗コリン成分

→ 副交感神経を抑制。口の渇き・便秘・排尿困難・眼圧上昇・眠気が副作用。高齢者・緑内障は特に注意

参考資料

※この動画はNotebookLMで作成した解説動画です。自動生成のため日本語が少し不自然な部分もありますが、学習の理解を助ける参考資料としてご覧ください。

公開日:2025年7月15日
最終更新日:2026年4月23日

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