登録販売者試験 #37点眼薬
yamadap1984@
実践×東洋医学ラボ
漢方名 | 適する症状 | 注意点・構成生薬など |
麦門冬湯 (ばくもんどうとう) | 体力中等度以下で、「痰が切れにくく」、強く咳きこむ人。乾燥性の咳やのどの違和感。 | 水様性の多い痰には不向き・まれに「間質性肺炎」「肝機能障害」などの副作用・カンゾウを含む |
小青竜湯 (しょうせいりゅうとう) | 体力中等度で、鼻水やくしゃみを伴う咳。アレルギー性鼻炎や気管支喘息にも。 | 頻尿・排尿痛・血尿などの膀胱炎様症状に注意・カンゾウ、マオウ含む |
五虎湯 (ごことう) | 体力中等度以上、咳が強く出る人の咳。気管支炎・気管支喘息など | 胃腸が弱く、発汗傾向の強い人には不向き・カンゾウ、マオウ含む |
麻杏甘石湯 (まきょうかんせきとう) | 体力中等度以上、「のどが渇く咳」に。気管支炎・喘息など。 | 胃腸虚弱、発汗傾向のある人には不向き・カンゾウ、マオウ含む |
神秘湯 (しんぴとう) | 体力中等度で、咳・喘鳴・痰が少ない小児喘息など | 胃腸が弱く、発汗傾向の人には不向き・カンゾウ、マオウ含む |
杏蘇散 (きょうそさん) | 体力中等度で、風寒の初期症状(軽い咳・寒気)などに | 構成生薬にカンゾウ含む・比較的やさしい処方 |
半夏厚朴湯 (はんげこうぼくとう) | 気分がふさいで喉に異物感、神経性喉頭炎 | むくみがある人には不向き(甘草含有) |
柴朴湯 (さいぼくとう) | 子供の風邪後の咳など | 鎮咳・去痰作用 |
生薬名 | 作用 |
キョウニン(杏仁)、ナンテンジツ | 鎮咳作用 |
セネガ、オンジ、セキサン | 去痰作用 |
シャゼンソウ(車前草)、パクモンドウ(麦門冬) | 鎮咳・去痰作用 |
使用時の注意点
成分名 | 適する症状 | 使用時の注意点など |
桔梗湯(ききょうとう) | 体力にかかわらず使用可/喉の腫れ・痛み・咳を伴う咽頭炎・扁桃炎 | 胃腸が弱く下痢しやすい人は不向き/4.5回で改善なければ要受診、高熱があり、扁桃の腫れや感染が、ある場合は受診勧奨/カンゾウ含む |
駆風解毒散(くふうげどくさん)駆風解毒湯(くふうげどくとう) | 体力にかかわらず/喉が腫れて痛む/扁桃炎など | 胃腸が弱い人・下痢しやすい人は不向き/トローチ剤あり/カンゾウ含む |
白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう) | 体力中等度以上/口渇・のぼせを伴う咽頭炎や皮膚炎 | 長期服用可(約1ヶ月)/カンゾウ含む |
響声破笛丸(きょうせいはてきがん) | 体力にかかわらず/嗄声、咽喉不快感 | 胃腸が弱い人・下痢しやすい人は不向き/便秘薬使用中は注意/カンゾウ、ダイオ含む場合あり |
成分名 | 作用 |
ラタニア・ミルラ | 吸収粘膜を収縮(収れん)し、抗炎症作用を示す |
ハッカ(薄荷)・ウイキョウ(茴香)・チョウジ(丁子)・ユーカリ | 芳香による清涼感を加える |
試験では以下の点も問われやすいです:
• 「カンゾウ」が多くの処方に含まれ、長期使用や併用で副作用に注意
• 「体力中等度以上/以下」の区別
• 「胃腸が弱い人に不向き」などの適応外パターン
• 併用薬との「成分・作用の重複」による注意喚起(特に咳止め×鼻用薬)
受診勧奨のポイント(いつ病院へ?)
状況 | 理由・対応 |
痰に血が混じる | 気道の出血など重篤疾患の可能性。早めの医療機関受診を推奨 |
黄色や緑色の膿性の痰 | 細菌感染の可能性あり。医師の診断を要する |
長引く咳や喘鳴 | COPD・気管支喘息などの可能性。継続使用は避け医師相談 |
成分依存リスク | エフェドリンなどの交感神経刺激薬は依存のリスクも。注意が必要 |