登録販売者 試験勉強

咳止め漢方薬|麦門冬湯・小青竜湯など主要処方の違いと選び方

yamadap1984@
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

この記事でわかること:

  • 鎮咳去痰に使われる代表的な漢方処方製剤の種類
  • 各漢方の「適する体力」と「症状の違い」
  • カンゾウ・マオウを含む処方の注意点
  • 喉の痛み・炎症に使う漢方処方製剤
  • 受診が必要な症状のポイント

麦門冬湯は、空咳や喉の乾燥感・痰が切れにくい咳に用いられる漢方薬です。粘膜を潤す成分が豊富で、乾燥した環境や季節の変わり目の咳が続く方に向いた処方です。

登録販売者試験の学習内容をベースに整理しましたが、乾いた咳や喉の乾燥に悩む方にも、お役立てていただければ幸いです。

鎮咳去痰薬として使われる代表的な漢方処方製剤

漢方名 適する症状 注意点・構成生薬など
麦門冬湯(ばくもんどうとう) 体力中等度以下で、痰が切れにくく、強く咳きこむ人。乾燥性の咳やのどの違和感。 水様性の多い痰には不向き・まれに「間質性肺炎」「肝機能障害」などの副作用・カンゾウを含む
小青竜湯(しょうせいりゅうとう) 体力中等度で、鼻水やくしゃみを伴う咳。アレルギー性鼻炎や気管支喘息にも。 頻尿・排尿痛・血尿などの膀胱炎様症状に注意・カンゾウ、マオウ含む
五虎湯(ごことう) 体力中等度以上、咳が強く出る人の咳。気管支炎・気管支喘息など 胃腸が弱く、発汗傾向の強い人には不向き・カンゾウ、マオウ含む
麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう) 体力中等度以上、「のどが渇く咳」に。気管支炎・喘息など。 胃腸虚弱、発汗傾向のある人には不向き・カンゾウ、マオウ含む
神秘湯(しんぴとう) 体力中等度で、咳・喘鳴・痰が少ない小児喘息など 胃腸が弱く、発汗傾向の人には不向き・カンゾウ、マオウ含む
杏蘇散(きょうそさん) 体力中等度で、風寒の初期症状(軽い咳・寒気)などに 構成生薬にカンゾウ含む・比較的やさしい処方
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう) 気分がふさいで喉に異物感、神経性喉頭炎 むくみがある人には不向き(甘草含有)
柴朴湯(さいぼくとう) 子供の風邪後の咳など 鎮咳・去痰作用

その他の関連成分(生薬)

生薬名 作用
キョウニン(杏仁)、ナンテンジツ 鎮咳作用
セネガ、オンジ、セキサン 去痰作用
シャゼンソウ(車前草)、パクモンドウ(麦門冬) 鎮咳・去痰作用

使用時の注意点

  • 多くの処方に甘草(カンゾウ)を含むため、長期使用による偽アルドステロン症に注意
  • マオウ(麻黄)を含む処方では、心臓病・高血圧等の持病がある人は注意が必要
  • 併用薬との相互作用(抗ヒスタミン薬・アドレナリン作動薬など)により副作用が増強することがある

喉の痛み・炎症に用いる漢方処方製剤

成分名 適する症状 使用時の注意点など
桔梗湯(ききょうとう) 体力にかかわらず使用可/喉の腫れ・痛み・咳を伴う咽頭炎・扁桃炎 胃腸が弱く下痢しやすい人は不向き/4〜5回で改善なければ要受診、高熱・扁桃の腫れ・感染がある場合は受診勧奨/カンゾウ含む
駆風解毒散(くふうげどくさん)・駆風解毒湯(くふうげどくとう) 体力にかかわらず/喉が腫れて痛む/扁桃炎など 胃腸が弱い人・下痢しやすい人は不向き/トローチ剤あり/カンゾウ含む
白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう) 体力中等度以上/口渇・のぼせを伴う咽頭炎や皮膚炎 長期服用可(約1ヶ月)/カンゾウ含む
響声破笛丸(きょうせいはてきがん) 体力にかかわらず/嗄声、咽喉不快感 胃腸が弱い人・下痢しやすい人は不向き/便秘薬使用中は注意/カンゾウ、ダイオ含む場合あり

のどの鎮痛・清涼感を与える生薬

成分名 作用
ラタニア・ミルラ 吸収粘膜を収縮(収れん)し、抗炎症作用を示す
ハッカ(薄荷)・ウイキョウ(茴香)・チョウジ(丁子)・ユーカリ 芳香による清涼感を加える

受診が必要な症状のポイント

状況 理由・対応
痰に血が混じる 気道の出血など重篤疾患の可能性。早めの医療機関受診を推奨
黄色や緑色の膿性の痰 細菌感染の可能性あり。医師の診断を要する
長引く咳や喘鳴 COPD・気管支喘息などの可能性。継続使用は避け医師相談
成分依存リスク エフェドリンなどの交感神経刺激薬は依存のリスクも。注意が必要

まとめ|知っておきたいポイント

  • 麦門冬湯:乾燥性の咳・痰が切れにくい人に。水様性の痰には不向き
  • 小青竜湯:鼻水・くしゃみを伴う咳、アレルギー性鼻炎にも使用
  • 五虎湯・麻杏甘石湯・神秘湯:いずれもマオウ・カンゾウ含む。胃腸虚弱・発汗傾向の人には不向き
  • 桔梗湯・駆風解毒散:喉の腫れ・痛み、扁桃炎に。胃腸が弱い人は不向き
  • 痰に血が混じる・長引く症状は必ず受診を

参考資料

※この動画はNotebookLMで作成した解説動画です。自動生成のため日本語が少し不自然な部分もありますが、学習の理解を助ける参考資料としてご覧ください。

公開日:2025年7月30日
最終更新日:2026年5月1日

記事URLをコピーしました